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風景喪失

(小樽一の)有名人だったのかもしれない。
哀れであり、迷惑でもあり、実にこのまちの一風景でもあった。
JR小樽駅のある稲穂から花園、入船を介してJR南小樽駅へ。
毎日この日課ともいえる場所移動を繰り返し、日焼けなのか、垢や埃なのか、いっぱいの異臭をまとい、暮らしていた。
失礼極まりない言い方をすれば、棲息していた。
もう一度言う、有名人だった。一風景だった。

このKさんと思われる人物が祝津の海で死体となって発見された。
状況から推して、かの人に間違いはないだろう。
生活保護も断り、乞食道をいくわけでもなかった。
ひとりの孤独者。
成れの果てと表現するには、なんとも痛ましい。
安らかに眠ってください。

合掌

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