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封切り

封の貼った缶からフィルムを取り出して映写したものだから「封切り」。
いまやフィルム上映のホールは少ない。

Movie_20110923

テレビではタイアップ番組や宣伝が垂れ流され、二週とは流れないCMばかりが連なる。
映画の話題はことごとく短命だ。
どこから収益が涌いて出るのかわからないが、それでも映画は作られ続けている。
時間も労力も意匠もこのまま消耗の一途をたどりながら・・・

映画と消費の関係とは理屈ではないものらしい。
目を背ける必要があるときには恰好の薬のようなものだから、映画は派手に利用される。
過剰な宣伝を垂れ流していれるうちはそれでいいということなのか。
ばらばらになっていく復興のイメージ。
この国の遊興のあり方も再考の時期をむかえているように思われる。
白けに白けた世相のスクリーンが見えている。
映っているが、何も脳裏に残らない。
3・11から不感症になった私たちの心には映画という虚構は邪魔なノイズに等しい。

どこかに封で守られた知恵はないものか。
映画館のなかよりも秋空に問いかけるほうを優先したい。


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