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それから

帰宅が遅くなった。
夕刊にまたもや訃報が載っている。
あの森田芳光監督が亡くなったのだ。
日本映画の才能がまたひとつ失われたわけである。

この人の撮り方はとても斬新だった。
奇をてらったようでいて決してそうではない演出。
ピカレスクロマンを撮らせたらこれまた格別。
「ときめきに死す」は言うまでもなく秀作だ。
20代の頃の私はなぜなのだろう、いつも嫉妬していた。
自分が映画を撮ろうなんてしていなかったのに・・・なぜなのだろう。

鑑賞した森田監督の作品のなかでは「それから」が一番好きだった。
心象を表現することの困難さがそして高等遊民である主人公の悲しみの深淵が本当によく伝わってきて観るたびに胸がしめつけられるコマの連続。
秀逸な一本だったから、願わくばもう一度「それから」を撮ってほしいと思っていました。

いやはや、今夜もちょっと寝付けない。
数々の傑作を手掛けた森田監督への敬意をこめて真夜中の自室にて合掌したいと思います。

ありがとう ございました 。

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