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弁天島

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知らない場所はたくさんある。
訪れたことのない場所の数にほぼ等しいと思う。
私のまちには弁天岩または弁天島と呼ばれる場所がある。
随分まえに舟で渡してもらい、そこで日向ぼっこをした。
そこに弁天様が祀られていて地元民の崇敬の地であることを知ったのは戻りの舟上のことだった。
弁天様のそばで日向ぼっこさせていただいてからというもの、私は美味しい魚と縁を持ったのだ。
喜ばしいことこの上ない。
さて、さらに弁天島。
北海道は言うに及ばず文字通り全国津々浦々に存在している。
どこも行ったことのない場所ばかりだ。
弁天島を辿る旅。日本一周旅行にアドオンして辿るというのなら数年で達成できるかもしれない。
しかし、「弁天島」と漢字で名付けられているものの多分絶対に行けない弁天島が存在する。
GoogleMapには地名が載っていない弁天島。
国後島安渡移矢岬(くなしりとうあといやみさき)の地先にある弁天島のことである。
想像するに、その場所に弁天様をお祀りした日本人がいたはずであるし、そもそも弁天島の名付けがされているのだから、今もその場所は弁天様との縁の地として続いている。
私などは史実の風化にひたすら逆らって、この先も弁天島のある国後島のことはもっともっと覚えていたい。
私の死後、弁天島が完全に忘れ去られて、その次には国後島が忘れられ、北方領土という文字が文書から消えるときが来ても、たぶん弁天様はかの地にも水運をもたらしてくれるものと信じている ...。
記憶にとどめ、畏敬の念を捧げる。
こんな行動しか考えつかない私の本日「北方領土の日」である。


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